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イングリッシュホルンの活躍する管弦楽曲 [オーケストラ]

今日は、イングリッシュホルンの活躍する管弦楽曲について少し書いてみたいと思います。

なんといっても有名なのはドボルザークの交響曲第9番「新世界から」の第2楽章のソロですね。「家路」という歌で、みなさんもご存じと思います。このソロ、実は2ndではなくて、1stが吹くように譜面は書かれています。しかしプロのオケでは、イングリッシュホルン専門の第3の奏者が吹くことが一般的になっています。同じドボルザークの交響曲第8番にも第1楽章に短いイングリッシュホルンのソロがあって、これも1stの譜面に書かれています。ドボルザークは例外で、ほとんどの場合2nd奏者が持ち替えか、専用の第3の奏者が吹きます。

最近、テレビ聴いた曲では、シベリウスの「トゥオネラの白鳥」は、イングリッシュホルンがほとんど主役の曲です。フランクの交響曲ニ短調第2楽章にも憂いを帯びたソロがあります。どちらもN響の演奏を聴きましたが、池田昭子(しょうこ)先生の演奏が実に見事でした。

あと、吹奏楽用に編曲されて演奏される曲としては、ベルリオーズの序曲「ローマの謝肉祭」や、レスピーギの交響詩「ローマの松」の第4曲「アッピア街道の松」のソロは有名だと思います。

あとロッシーニの歌劇「ウイリアムテル」序曲の嵐がおさまったあとのフルートとの掛け合いのソロは美しいです。ラベルのピアノ協奏曲の第2楽章の長いソロは、ピアノが主役の曲としては異例だと思います。

僕がオーケストラでイングリッシュホルンを吹いた経験は吹奏楽に比べて少ないのですが武蔵野市民交響楽団に属していたときにビゼーの組曲「アルルの女」を、川越フィルハーモニー管弦楽団に所属していたときに、ドビュッシーの小組曲と、ショスタコーヴィッチの交響曲第11番を吹いたことがあります。ショスタコーヴィッチは全曲63分ぐらいの大曲ですが、第4楽章の終わりに、3分ぐらいのイングリッシュホルンの長いソロがあります(このときはうまく吹けたので良かったです)。アマチュアはもとより、プロでも滅多に演奏しない曲と思います。

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