オーボエのリードと音色(その2) [楽器]
今日から金曜日まで河口湖で合宿なので、しばらくブログの更新はできないかもしれません。
昨日の続きを少し書きたいと思います。
オーボエのリード、いかによく鳴っていい音色のリードを常に持っているか、あるいは良いリードに合わせられるように自分の技術を磨くかは、オーボエ吹きなら誰でも悩んでいる問題だと思います。
大学時代、東京都響の三島武義先生に習っていたとき、先生に「いいリードがないんです」と言ったら、先生に「オーボエ吹きは、みんなそう言うんだよ」と言われました。
その頃僕は自分でリードを作っていました。カマボコからでなく、ケーンからでしたけれど。しかし、曲をさらっている時間よりも、リードを削っている時間のほうが長くて・・・。それでも結果的にいいリードができなくて、上手にならない、そんな悪循環でした。
それでも大学の時は、練習時間の絶対量が多かったので良かったのですが、社会人になってからは週1回の合奏で、個人練習の時間はほとんどありませんから、リードを作っている時間的余裕はありません。そこで完成品のリードを使うようになりました。
1本2千円から3千円しますので、決して安い出費ではありません。したがって、試奏をして、自分に合ったものを慎重に選ぶことになります。しかし、店においてあるリードはカラカラに乾いていて、その場で水につけて試奏するのと、後で家に帰って吹くのでは、コンディションが全然違ってきます。試奏の場で良く鳴ったり音色の良いリードは、たいがい吹いているうちにベロベロになって使い物にならなくなってしまって・・・。そこで必然的に、少し重めのリードを買ってきて、自分でちょっと削って、使うようになりました。
それから25年以上、完成品のリードをずっと使ってますが、今は完成品の3種類のリード2本ずつを、その日の調子で選んで吹き分けている状況です。楽器を毎日吹ける状態ならまた違ってくると思いますし、自分で作る時間があればまた違うと思うのですが・・・。へたっぴオーボエ吹きの悩みはつきないところです。
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