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オーボエの活躍するベートーヴェンの交響曲(その3:第9、第1~3楽章) [オーケストラ]

今日は第9の第1~3楽章について少し。

第9は70分の大曲にも関わらず、アマオケではアマの合唱団とよく演奏する曲で、僕は過去に武蔵野市民交響楽団で3回、川越フィルハーモニー管弦楽団で1回、武蔵野市民交響楽団で4楽章だけ1回の計4と1/4回やっています。木管楽器はアシ(アシスタントの略)をつけ、倍管でやるこることが多く、僕も2アシ1回、1アシ1回、2番2回、そして4楽章だけやったときのみ1番を吹かせてもらっています。そういうわけで、1stはそれほどやったことはないのですが、1アシをやっているときに正規の1番奏者が欠席したときの練習では、ソロパートを何回か吹きましたので、オーボエソロの感じはだいたいわかっています。

第1楽章Allegro ma non troppo, un poco maestosoは、長大な楽章です。最初の完全5度でいくつかの楽器が重なっていくところで「ミ」のロングトーンを吹くところがまず格好良いです。その後、第2主題の一部をオーボエ2重奏で聴かせたり、木管楽器のからみがあったり、いくつかの聴かせどころがあります。138小節目の木管の絡みとか、193小節目からのソロとか、210小節目からの2nd、クラとの二重奏とか、339小節目からとか、670小節目からのホルンを追いかける旋律とか、505小節目からの2ndとの2重奏とか、吹きがいのあるところはいっぱいです。ロングトーンが多く、とにかく長い、1楽章でで体力を使い切ってしまうと、あとがまだまだあるので大変です。

第2楽章Molto vivaceは、ベートーヴェンには珍しい第2楽章がスケルツォになっています。主題のフーガも目立って面白いですが、やはりオーボエは414小節目からの中間部のプレストでしょう。クラリネットともに主題を提示して、ホルンの主題の再提示のあと、ファゴットの旋律の裏で、454小節目からオーボエが細かい音符の対旋律をやります。これが聴かせどころであり、僕が一番好きなところです。オーボエ吹きなら一度は吹いてみたいところだと思います。

第3楽章Adagio molto e cantabileは、クラリネットの曲ですね。でもオーボエにも聴かせどころがところどころあります。65小節目からのフルート・ファゴットとの第2主題はとても美しいです。141小節目からのクラとの絡みも美しい。しかしこの楽章も17分ぐらいあるので、聴いているほうは途中寝てしまうかも。

曲が大規模で、さまざまな楽器が活躍するので、オーボエだけが特に目立つというわけでもありませんが、随所に吹いていて面白い箇所があります。

楽曲解説はこちら

フルスコアはこちら 

音源・画像(第1~第3楽章)はこちら カラヤンの演奏です。残念ながら途中で切れています。

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