3大レクイエム（その3） ヴェルディ／レクイエム

3大レクイエムの最後は、ヴェルディのレクイエムです。

最もレクイエムらしくない豪華な曲で、演奏時間も85分ぐらいあり最も長いです。初演当時「ヴェルディ最大のオペラ」と聴衆から評されたほどであったと言えます。以下の7曲からなります。

1.Requiem et Kyrie（レクイエムとキリエ）

2.Dies Iræ（怒りの日）

3.Offœrtorium（奉献唱）

4.Sanctus（聖なるかな）

5.Agnus Dei（神の子羊）

6.Lux Æterna（絶えざる光を）

7.Libera Me（我を救い給え）

では、怒りの日をどうぞ。ゲームソフトのCMとかにも使われていたので、ご存じの方も多いと思います。カラヤン指揮スカラ座の演奏です。

 

怒りの日は、死者が天国に行くか地獄に行くか最後の審判を受ける場面だそうです。その名にふさわしい、あるいはふさわしすぎるのか、荒々しい曲です。バスドラムの連打がそれを強調しています。

この曲だけは、オーボエがはいっていますが、ながぐつは演奏には縁がありませんでした。2003年のNHK音楽祭でリッカルド・シャイーがミラノ・ジゼッペ・ヴェルディ管弦楽団を率いて来日したときの演奏をBSで聴いたのが最初だったと思います。とにかく圧倒されました。シャイーはミラノ出身のイタリアが世界に誇る指揮者で、まさにこの曲を演奏するのにふさわしい指揮者で、演奏も名演でした。

 

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タグ：ヴェルディ レクイエム NHK音楽祭 リッカルド・シャイー ジゼッペ・ヴェルディ管弦楽団 カラヤン ミラノ・スカラ座管弦楽団

コメント 10

最近この曲を聴くと「のだめ」のドラマを思い出します。（笑）
飛行機のシーンだったでしょうか。
by Cecilia (2010-01-09 09:13) 

おはようございます。
　ヴェルディは当初ロッシーニの一周忌（1869年）のために13人の共作という形でこの曲を構想しましたが、選にもれた作曲家が抗議したり選ばれた作曲家も無償である事に納得しなかったりで計画は頓挫したそうです。
　その後1873年にヴェルディの敬愛するイタリアの文豪アレッサンドロ・マンゾーニが亡くなったために構想を新たに一人で作曲し、一周忌に初演されたという経緯があります。
　鎮魂のための曲でありながらモーツァルトやフォーレとは全然違うのはこうした経緯があるからだと思います。
by センニン (2010-01-09 09:50) 

私はチョン・ミュンフン指揮の演奏を生で聴いたことがあります。
曲を知らずに聴きましたが、
確かに「怒りの日」は圧倒されましたね。
by nomame (2010-01-09 10:22) 

Cecillaさん、コメントありがとうございます。
「のだめ」のドラマに出てましたか。あれれ、記憶にないです。
飛行機のシーンでしたか。確かに飛行機嫌いの千秋が乗るシーンには合っていそうな気がします。
by ながぐつ (2010-01-09 17:00) 

センニンさん、コメントありがとうございます。
毎度の事ながら、お詳しいですね。そういう経緯がありましたか。勉強になります。
その経緯を知って聞くとまた違った味わいがあると思います。シャイーのはDVDにとってあるので、また聴いてみたいと思います・
by ながぐつ (2010-01-09 17:05) 

nomameさん、コメントありがとうございます。
チョン・ミュンフン指揮の演奏を生でお聴きになりましたか。それはうらやましいです。チョン・ミュンフンはこういう大曲は得意そうですよね(*^_^*)
きっと名演だったことと思います。
by ながぐつ (2010-01-09 17:08) 

牛～乳～に相談だ♪だ！
by ユーフォ (2010-01-10 03:37) 

ユーフォさん、コメントありがとうございます。
「牛～乳～に相談だ♪だ！」って何のことでしょう？
レクイエムの歌詞の空耳でしょうか・・・。
by ながぐつ (2010-01-10 06:45) 

分かりづらくてすみません・・・
これです！
牛乳は国産だ！
http://www.youtube.com/watch?v=F7Oer_5d_Cg
by ユーフォ (2010-01-10 19:07) 

ユーフォさん、たびたびのコメントありがとうございます。
おお～、こんなCMがあったのですね～。
知りませんでした。いろんなところに、怒りの日が使われてるものですね(*^_^*)
by ながぐつ (2010-01-10 22:02)