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宮本文昭さんファイナルコンサート&インタビューを見る [オーボエ独奏]

宮本文昭さんの29枚のCDは、片っ端から聴いていて、どれを聴いたのかわからなくなってきました(^_^;)

コンプリートBOXに唯一ついていたDVDのほうも、全部ではありませんが、かなり見ました。2007年3月28日に東京文化会館大ホールで行われたファイナルコンサートの演奏と、曲の合間のおしゃべり、同年8月に行われたインタビューが別のチャプターで納められています。

宮本さんの話によると、最初のリサイタルは東京文化会館小ホールで、親戚友人で何とか埋まったが、しばらく後で関東近郊で行った演奏会は聴衆がなんと7人だったとおっしゃっていました。それが最後は大ホールで超満員。ネットではチケットが倍以上で取引されたとか。しかしこのコンサート、なんと4時間かかったそうです。ライナーノーツによると、宮本さんの幼なじみが「お前の話は長い。予約してあるメシ屋に間に合わなくなる」とのことで途中で抜け出したとか。

このコンサートでは、今をときめく美人ヴァイオリニスト、娘さんの宮本笑里さんとも、あすかのテーマ「風笛」で共演しています。インタビューで、娘さんと共演できたことについて、音楽家の散り際を見せられて良かったと語っていました。

今これも「ヒストリー」の中の「オペラ座の怪人」を聴きながら、打っていますが、この素晴らしい音色、この素晴らしい表現力を持ったオーボエ吹きは、もう出てこないんじゃないでしょうか。絶頂の時におやめになった美学は理解できます。

今は指揮活動やパーソナリティ、後進の指導などでご活躍されていますが、今後も一層の活躍を期待したいです。

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コメント 6

ユーフォ

聴衆7人ですか!
巨匠でもそのような時があったのですね。
by ユーフォ (2010-02-02 02:54) 

かあか

ソネットのブログを始めたころ、宮本さんの記事を書いたことがあります~。
風笛~こころに染み入るいい曲ですね^^!忙しくしていてココロが乾いたときはこの曲!と決めています。
by かあか (2010-02-02 11:48) 

センニン

7人とは...。
オーボエのリサイタルは珍しいですからね。
告知も思うようにいきません。
親戚友人もその時は来てくれなかったのですね。
トラウマになりそうですねえ。

ところで「競演」より「共演」かなあと思います。
やめ時は難しいですね。
名声を得た演奏家は特にそうでしょう。

「辞める」は役職を辞するときなどに使いますので他の漢字の方が良いような気がします。


しばらく聴いていないので引っ張り出して聴いてみようかと思います。
by センニン (2010-02-02 20:50) 

ながぐつ

ユーフォさん、コメントありがとうございます。
7人とは、今の宮本さんからは考えられないですね。
また、お坊ちゃん育ちに見えるが、実はいろいろ苦労して挫折も味わってるんです、とおっしゃっていました。
by ながぐつ (2010-02-03 06:00) 

ながぐつ

かあかさん、コメントありがとうございます。
風笛、良い曲ですね。大島ミチルさんがまさに宮本さんのために書いた曲ですね。
かあかさんの、宮本さんの記事、拝見したいです。
by ながぐつ (2010-02-03 06:02) 

ながぐつ

センニンさん、コメントありがとうございます。
また、いつもながら不適切な表現をご指摘いただきありがとうございます。
聴衆7人の話、宮本さんはコンサートでいつもこの話を持ち出されるそうです。やはり一生忘れられない出来事だったようです。
by ながぐつ (2010-02-03 06:04) 

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