のだめの吹き替えをした池田昭子さん、再び(その1) [オーケストラ]
ミニコンサートに行って以来、すっかり池田昭子さんのとりこになってしまいました。
いろいろネットで調べてみましたが、1997年に芸大卒業と言うことは、今35歳ぐらいです。在学中に、日本管打楽器コンクールオーボエ部門第1位。卒業と同時に東京交響楽団に入団。2000年、ミュンヘンのRシュトラウス音楽院に留学、フランソワ・ルルー先生に師事。N響入団は2004年1月だったようです。
N響のコンサートは、今の家に移った2001年以来、BSで、自分の好きな曲を録画して聴いていましたが、特に池田さんを意識してはいませんでした。そこで、2004年頃からの録画を探し出し、池田さんがイングリッシュホルンを吹いていそうなコンサートをピックアップしてみました。
①2003年9月10日 サントリーホール 指揮:岩村力、ピアノ:ラルス・フォークト
ダルラピッコラ/変奏曲、ラヴェル/ピアノ協奏曲、プロコフィエフ/交響曲第5番
ラヴェルのピアノ協奏曲の第2楽章、ピアノと絡み合ったイングリッシュホルンの長いソロがあります。これを池田さんが吹いていました。まだN響入団前ということになりますが、良くあることですが、テスト入団だったのかもしれません。素晴らしいソロでした。
②2004年9月18日 指揮:ネルロ・サンティ NHKホール
ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲、モーツァルト/交響曲 第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」、ドヴォルザーク/交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界から」
これは残念ながら録画していなかったのですが、NHKオンデマンドにありました。ロッシーニとドヴォルザークの2曲で池田さんのイングリッシュホルンが聴けます。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2008001995SA000/index.html
ウイリアムテルの中間部のフルートとイングリッシュホルンの掛け合い、素晴らしいです。このときのフルートは神田さんです。演奏終了後、池田さんは、神田さんとともに、サンティに起立させられていました。それからメインはもちろん、新世界の第2楽章です。これも素晴らしいです。前にも書きましたが、このアングレのソロは、1stオーボエの譜面に書いてあるのですが、通常、3人目の奏者が専属で吹きます。この日も池田さんが、このソロだけを担当していました。素晴らしかったです! 演奏終了後、管楽器奏者が順番に立たされていましたが、池田さんが立ったときにひときわ大きな拍手が起こっていました。団員がはけたあとも、最後まで残り、茂木さんをはじめ、周囲の管楽器奏者から握手攻めにあっていました。
これ以来、池田さんは何度もこの新世界のソロを吹いたものと思われます。この3月にも渋谷のオーチャードホールから始まる地方公演で、新世界がプログラムにあがっているので、おそらく池田さんが演奏するものと思われます。
2回分で今日はおしまい。次回に続きます。
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おはようございます。
以前取り上げた茂木さんの本によれば、満場一致で入団を認められたそうです。それは前例のない事だったとか。
以前「N響アワー」でオーボエを紹介した時、ゲストは池田さんでした。自宅でリードを作っている様子も紹介されましたが、「新世界」のソロも録画で紹介されました。そのときが池田さんのお名前を知った最初でした。
茂木さんの本によれば「のだめマニア」だそうです。
by センニン (2010-02-18 08:26)
私も追い掛けたくなってきました。(笑)
by nomame (2010-02-18 12:19)
センニンさん、コメントありがとうございます。
センニンさんがブログで茂木さんの本を取り上げられていたので、アマゾンで買おうと思ったら既に品切れでした。今日覗いたら、中古が何品か出ていましたが、定価1000円のところ1700円! 迷いましたが、読みたいので注文しました。楽しみです。
by ながぐつ (2010-02-18 20:51)
nomameさん、コメントありがとうございます。
たぶん、ほんとの追っかけがいるんではないでしょうか。
しかし、ネット全盛期のご時世にもかかわらず、昭子さんのような人気者がホームページもないのは?
どうもメディア露出があまり得意でないようですね。
by ながぐつ (2010-02-18 20:53)