おなじみの曲と似ているクラシック音楽(その1) [オーケストラ]
クラシックの曲を演奏したり、聴いていると、あれ?これはどこかであるぞというメロディーが出てくることがありますね。
誰でもわかるのは、ラヴェルのボレロと、「水戸黄門」の主題歌ですよね。単にボレロのリズムが一緒というだけの話なんでしょうけれども。のだめ最終楽章後編で出てきたショパンのピアノ協奏曲第1番第1楽章の主題と、都はるみの歌っていた「北の宿から」が似ていることは、ピアニストの中村紘子さんが、ラジオで指摘していました。
こういった曲はたくさんあると思いますが、似ている曲どうしを巧妙にくっつけた「連結クラシック」というサイトがあります。投稿者がMIDI形式のファイルで作成していますが、傑作揃いです。次女がどこからか見つけてきて、完全にはまっていました。
今回はその中から、ながぐつが気に入ったものを5曲紹介したいと思います。以下をクリックしてください。http://www.geocities.co.jp/Hollywood/8562/contn.html
18.ロミオとジュリエット(プロコフィエフ)→ゲゲゲの鬼太郎(MIDI作成者:MAAGONさん)
ソフトバンクの携帯電話のコマーシャルで一世を風靡したプロコフィエフの曲ですが、なるほどゲゲゲの鬼太郎とぴったりです!
17.ルスランとリュドミラ序曲(グリンカ)→ラジオ体操第一(MIDI作成者:不明)
グリンカのこの名曲ですが、知らない人も多いと思います。出だしの「ド~ミ~ファソ~」というところがそっくりなんですね。
47.ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」→さそり座の女(MIDI作成者:栄八さん)
第2主題に移行するわずかなアウフタクトを捉えて、美川憲一の18番「さそり座の女」につなげるとは。思いも寄らなかったです。
22.交響曲第5番「運命」(ベートーベン)→カモメの水兵さん(MIDI作成者:かみさかさん)
これはながぐつは最高傑作だと思います! 3楽章から4楽章へ移行する音楽が次第に高揚して最高潮に達する時、そこに出てくるのは、なんとカモメの水兵さん! 爆笑ものです。
48.大序曲「1812年」(チャイコフスキー)→夕焼けこやけ(MIDI作成者:bhzさん)
これも最高傑作と思います! のだめ最終楽章前編で千秋がマルレオケを振った曲ですが、曲の終盤、大砲が鳴らされる中、堂々と唄われる低音のメロディー、それはなんと夕焼け小焼けでした!
こういったパロディは、名曲への冒瀆と見る向きもあると思いますが、ながぐつは、名曲の新たな側面を浮き彫りにして、クラシックファンの裾野を広げるものとして、肯定的に捉えています。
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すごい偶然!
>ラヴェルのボレロと、「水戸黄門」
今朝、夫が珍しく(久しぶりに)ドラム練習用パッドで何か叩いていました。
ボレロのリズムだったので、「あ~私この前のコンサートでそれを水戸黄門で叩いたよ~。」と言いました。
夫は「え、これボレロだよ。」
「だから、ボレロのリズムなんだって!」と言って合わせて歌ったところでした。
ちょっと前にちょっとしたコンサートがあったのですが、家から夫のスネアドラムを持ち出して適当に叩いたのでした。
面白そうなサイトですね。
私は鈴木大介さんが司会をしていた頃の「気ままにクラシック」の”ちょっとどこか似ているかもコーナー”を思い出しました。
by Cecilia (2010-05-18 09:11)
Ceciliaさん、コメントありがとうございます。
おお~、そんあ偶然あるのですね! ボレロをたたいていたというのも偶然だけれど、Ceciliaさんが、水戸黄門をたたいたというのも、また歌えるというのもすごい!
めっちゃすごいです!
「気ままにクラシック」に”ちょっとどこか似ているかもコーナー”っていうのがあるのですね。残念ながらながぐつは聴いていません。「気ままにクラシック」は「おしゃべりクラシック」といっていた時代は聴いていました。渡辺徹さんがパーソナリティーをやっていて、同じような趣旨のコーナー「コンダーラコーナー」というのがありました。これはいずれ記事にしようと思っています。
by ながぐつ (2010-05-18 21:44)
楽しませていただきました。似ているメロディは考えることがありますが、連結は考えたことがありませんでした。個人的には巨人の星が気に入りました。
by yablinsky (2010-05-18 22:51)
この番組今は幸田浩子さんと笑福亭笑瓶さんがやっていて”どこ似てコーナー”はやっていません。
鈴木大介さんと中澤裕子さんの頃の”どこ似てコーナー”が面白かったです。
ちょっと前までネット上にバックナンバーがあったと思うのですが、今探したら出てきませんでした。(もっと検索したら何か出てくるかもしれませんが。)
by Cecilia (2010-05-19 05:01)
「ボレロ」と「水戸黄門」、言われてみれば確かに同じリズムですが、全然結びつけて考えた事はありませんでした。
と言いますのも一拍目が強い「水戸黄門」とチェロとヴィオラが
C、G(オクターブ上)、G と二拍目が強く続いてフルートが流麗にメロディーを奏でる「ボレロ」ではあまりに印象が違うからです。
話はそれますが私はリチャード・クレイダーマンの「渚のアデリーヌ」を初めて聴いたとき、バッハ=グノーの「アヴェ・マリア」のパロディーのように聴こえ、今でも何となく居心地の悪さを感じてしまいます。
by センニン (2010-05-19 21:15)
yablinskyさん、コメントありがとうございます。
巨人の星がお気に召しましたか。これもマーラーの悲劇的につなぐのは、心憎いですね。マーラーが結構あるのは、結構マニアが作っているのでしょうね。
巨人の星については別の話題で取り上げたいと思っています。
by ながぐつ (2010-05-19 21:23)
Ceciliaさん、再コメントありがとうございます。
鈴木大介さんと中澤裕子さんの頃にあったのですか。”どこ似てコーナー”ですね。
これは記事で紹介したいので、僕も探してみます。
by ながぐつ (2010-05-19 21:29)
センニンさん、コメントありがとうございます。
「ボレロ」と「水戸黄門」、そうですか、人によるのですね。メロディーに耳が行くのはセンニンさんが耳が肥えていらっしゃるからだと思います。
リチャード・クレイダーマンの「渚のアデリーヌ」は残念ながら、聴いたことがありません。こんど聞き比べてみたいと思います。
by ながぐつ (2010-05-19 21:31)
R・シュトラウス歌劇「影のない女」の中に
♪~貧しさに~負けた~♪
に煮ているフレーズがあって、
ピットで話題になっています(笑
by ritzy (2010-05-21 21:42)
ritzyさん、コメントありがとうございます。
そうですか。「影のない女」にそんなフレーズが・・・
プロでも、そういう似た部分を見つけると話題になるんですね(*^_^*)
by ながぐつ (2010-05-22 18:57)
ボレロは好きな曲の一つですがまさか家内が毎週見ている水戸黄門とは
気がつかなかったですね。もっぱら映画羅生門に於ける藪からもそもそ
シーンの背景音楽がとっても気になっていたのですが、、。
by ミックニューサ (2011-08-23 09:52)