オーボエのレッスン映像:シェレンベルガー氏ほか [オーボエ独奏]
yablinskyさんがブログで、ロンドン交響楽団のオーボエ奏者のマスタークラスの映像を取り上げていました。それに触発され、ながぐつも、オーボエのレッスンの映像をいくつか見てみました。結構あるものですね。
その中で一番インパクトのあるのは、やはり元ベルリンフィル首席奏者の名手、アンスイエルク・シェレンベルガー先生のレッスンです。シーマンの3つのロマンスの第1曲の冒頭を繰り返し見ています。ちょっと吹くと、すぐ「NO! NO!」といって止めていますね。そして盛んに「Air! Air!」と言っています。重心をお腹においてしっかり支え、空気を流れを止めることなく安定的に続けて送り込むことに注意するように何回もおっしゃっています。そのことが、一小節単位、音符単位で音楽が止まってしまわずに、大きなフレーズでの自然に演奏することにつながっていくと考えているようです。ピアニッシモで出るところ、ヴィブラートのかける位置もずいぶん指摘しています。
初めてみましたが大変勉強になりました。オーボエ以外の楽器の奏法にも参考になるのではないでしょうか。ではどうぞ。
こちらの映像は、ニューヨークフィル奏者のワン氏が、体格の良い女性をレッスンしています。ハ長調のスケールに続いて、のだめの黒木くんの演奏で有名になった、モーツァルトのオーボエ四重奏曲のレッスンです。
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2010-09-13 23:35
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インターネットも動画の時代となり、昔なら音大に行くか、誰かに習わなければ受けられなかったレッスンが見れますね。私もピアノのレッスンを見て研究することがあります。
by yablinsky (2010-09-14 07:41)
レッスン風景というのは盲点でした。
nomameも探してみます。
by nomame (2010-09-14 12:38)
ネットでレッスンという企画も考えましたが・・・
難しそうです(@_@;)
by ユーフォ (2010-09-14 18:20)
Hansjörg Schellenberger のような名手のレッスンはとても参考になります。
レッスンを受けている女性、なかなか良い音色で上手いと思うのですが、世界的な演奏家から見れば指摘するポイントはいくらでもあるのでしょうね。
ヴィヴラートについてもたくさん指摘されていましたね。
by センニン (2010-09-14 21:09)
ようやく辿りつけました。
いや~、先ほど「威風堂々」に訪問・コメント頂き、有難うございます。
こちらが、音楽の方のブログですね。
よかったぁ。
オーボエをされるんですね。
オーケストラのど真ん中に位置して、音を出すのに
顔を真っ赤にして演奏される方をたまに見ます。
かなり難しいんでしょうね。
by matcha (2010-09-14 22:59)
yablinskyさん、コメントありがとうございます。
そうですね。便利な時代になりましたね。でも yablinskyさんがブログで取り上げて初めて、レッスンの映像を探してみました。
きっかけを与えていただき、ありがとうございました。
by ながぐつ (2010-09-15 00:11)
nomameさん、コメントありがとうございます。
そうですね。盲点でした。ただで一流奏者のレッスンが傍聴できるのですから、とても得した気分でした。
by ながぐつ (2010-09-15 00:13)
センニンさん、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、ながぐつもこの女性もかなりハイレベルだと思うのですが、シェレンベルガー先生が吹いたらやはり全然違いました。しかし厳しく指摘され、女性がだんだん萎縮していくように見えますね。
by ながぐつ (2010-09-15 00:15)
ユーフォさん、コメントありがとうございます。
電話クリニックとかやっているので、スカイプとか使って、レッスンできそうなものですが・・
やはり音質が最大の壁でしょうか。
by ながぐつ (2010-09-15 00:17)
matchaさん、コメントありがとうございます。
たどり着いていただき、大感謝です(*^_^*)
おっしゃるとおり、オーボエは常に息苦しいんです。息が足りないのでなく余ってしまって苦しいです。それにごく小さなリードに高い圧力をかけなければならないので・・・。ながぐつも真っ赤にならないまでも、小学生に聞かせたりすると、オーボエのオジサンが苦しそうだった、などど感想に書いていたりします(^_^;)
by ながぐつ (2010-09-15 00:21)