ショスタコ交響曲第11番のイングリッシュホルンのソロ [オーケストラ]
相変わらず仕事が忙しく、更新ができなくてすみません。
過去の栄光シリーズ第2弾。川越フィルのときに演奏した、ショスタコーヴィチの交響曲第11番「1905年」の第4楽章のイングリッシュホルンのソロです。
この曲の説明は、ウィキペディアによると、
「栄華を極めたロマノフ王朝に請願するためペテルブルク宮殿に向かって行進する無防備の民衆に対して軍隊が発砲し、千人以上を射殺した、いわゆる「血の日曜日事件」(1905年)を題材としているが、前年のハンガリー動乱との関連も指摘される。この交響曲は、映画音楽を数多く手がけたショスタコーヴィチの得意とする標題音楽で、革命歌や自作合唱曲の引用が多い。西側では長らくプロパガンダ音楽であるとして評価されていなかったが、ソ連崩壊後は歴史を描写した作品として扱われるようになっている。」
ということですが、第2楽章、民衆を射殺するところ、屍が辺り一面に広がっているところが、生々しく描写されています。63分かかって、4楽章切れ目無く演奏されるという、聴衆殺し、演奏者殺しの曲です。第4楽章になってくると、これでもか、これでもか、という感じで、うんざりしてきます。指揮の森口先生が言ってたもんなあ。でもアマでまずやらないこの曲をやることになったのは、森口先生がショスタコーヴィチやるならこの曲!っていったのを真に受けた川フィルが、やってしまったということです。
さて問題のイングリッシュホルンのソロですが4楽章の終盤も終盤、お祭り騒ぎが終わってまた静寂が訪れたときに、3分半にも及ぶ長いソロがあります。いや~最後の最後に長いソロがあるとなると1~3楽章生きた心地がしません。新世界のほうが2楽章でお役ご免だからまだいいのでは・・・しかも、1~3楽章はずっとイングリッシュホルンなのに、4楽章で突然3番オーボエ吹かされて、ソロの直前でイングリッシュホルンに持ち替えるんです。奏者のこと考えてな~い!
おととし、池田昭子さんのミニコンサートいったとき、昭子さんがこのソロのことに触れられたのですが、あとでわかったのだけれど、そのミニコンサートの直前の定演で、デュトワ指揮でこの曲をやったようです。昭子さんよりずっと前にこの曲を吹いたって、少し自慢でした。
というわけで、その第4楽章の最後のソロの部分から録音をお聞きいただきましょう。演奏したのは川フィルをやめる少し前なので、1999年頃だったかと思います。
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いい経験ですね~。
私はショスタコは5番だけです。
by nomame (2011-02-03 08:28)
↑ 私も~です(ブラスで)(^^♪
by ユーフォ (2011-02-08 01:09)
nomameさん、コメントありがとうございます。
普通ショスタコやるなら、5番ですよね~。先生の要望を真に受けたお陰で、経験できることのない経験をしました。
by ながぐつ (2011-02-08 05:22)
ユーフォさん、コメントありがとうございます。
ブラスでの5番の終楽章は定番ですね~
やってみたいですね~
by ながぐつ (2011-02-08 05:23)