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生誕100年 尾高尚忠の交響曲第1番 [オーケストラ]

ずいぶんとご無沙汰してしまっています。
今、録り溜めていた録画の中から、尾高尚忠の交響曲第1番 を見ました。
次男である尾高忠明指揮NHK交響楽団の演奏です。
尾高尚忠は1911年生まれ。あれどっか記憶にある年号だぞと思ったら、マーラーの死んだ年ですね。
マーラーは没後100年ですから、尾高尚忠は生誕100年と言うことですね。
日本交響楽団(現在のNHK交響楽団交響楽団)の指揮で全国を駆け回り、過労で1951年に39歳の若さでなくなっています。 
Wikipediaによれば、交響曲第1番は、彼の唯一の交響曲で、従来「第1楽章のみ完成し、あとは未完」と言われてきましたが、近年、第2楽章が発見され2006年9月2日9月3日のNHK交響楽団第1574回定期公演(N響創立80周年記念)にて、外山雄三の補筆・指揮で2楽章版としての世界初演が行われたそうです。しかしながら、第2楽章のページの末尾に「アタッカ」と記されていることから、3楽章以上の構成を意図していたことが伺えるそうです。
2楽章初演時のN響定期公演のプログラムがネットにありました。
です。
聴いてみて、戦後まもなく、こんな素晴らしい曲を日本人が書いていたのかと思いました。作風は後期ロマン派ですが、日本情緒も見られます。
1楽章は20分あまりの長大な曲ですが、情緒的であり勇ましくいろんな顔のある曲でした。
2楽章はゆったりとした曲ですが、盛り上がる部分もあります。
両楽章とも、半音でゆっくり上昇していく音型が印象的で、どことなく、ワーグナーのトリスタンとイゾルデのモチーフを想起させます。
2楽章のオーボエのソロ、青山聖樹先生の演奏、すばらしいです!
こんなものはネットにはさすがにないだろうと思ったら、2楽章初演時の映像があるじゃないですか!
以下に貼り付けます。
外山雄三先生が終わった後、2楽章のスコアを持ち上げて聴衆に見せているのが印象的でした。
 
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