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吹奏楽コンクール埼玉県大会結果に思う(高校Aの部) [吹奏楽]

各都道府県で、吹奏楽コンクールの県大会が終わりましたね。

ながぐつは今年は結局一度も見に行くことができませんでした。高校について、人づてに聞いたり見たりしたことから所感を書きたいと思います。

Aの部

金賞(=県代表):県立伊奈学園総合、花咲徳栄、県立大宮、県立与野、浦和学院、埼玉栄、本庄第一、県立松伏

春日部共栄が三出で不出場だったので、その枠にどこが入るかが注目されるわけですが、浦学と与野が入ったようです。これらも実力校で、ほぼ順当な結果であったといえます。越谷西が落ちました。あと、狭山ヶ丘は往年の勢いがなくなりましたね。順位は公表されていないので噂です。といっても顧問の先生には自校の順位・得点と無記名の他校の順位・得点は知らされるようなので、他校の先生どおしの情報交換によって、他校の順位もほぼ分かってしまうと思われます。それによると、栄がダントツ1位。松伏と伊奈が僅差で2位3位、だいぶ空いて4位徳栄、だいぶ空いて与野、大宮、本庄、浦学が僅差だったようです。西関東では3つの全国の椅子を他県と争うわけですが、昨年は大宮が期待されながら、栄と共栄に続く枠1つを市立前橋が確保しました。今年もこのままでは大宮が厳しいですね。頑張って欲しいものです。松伏は久々のチャンスですね。

どの団体も血のにじむような努力をしているわけですから、優劣を付けるというのは酷な気がします。演奏した生徒がどれだけ達成感を感じているかが一番問題であって、賞は二の次なんですけれど、しかし達成感も結局賞を取れたかどうかで決まってしまうのも現実です。

指導者で決まってしまうのも事実ですね。全国常連の栄の大滝先生、伊奈の宇畑先生は、これらの先生の力がなければ生徒がどんなに頑張っても常にトップクラスにいることは無理でしょうし、栄はさらに川越奏和を率いて全国常連の佐藤正人先生が指導されていると聞いています。松伏や与野も佐藤正人先生が指導に行っているとか・・良い先生に巡り会えたかどうかで決まってしまうなんて(学校を選べることも多いのですけど)、どうなんでしょうか? 

次回はBの部について書きたいと思います。


生誕100年 尾高尚忠の交響曲第1番 [オーケストラ]

ずいぶんとご無沙汰してしまっています。
今、録り溜めていた録画の中から、尾高尚忠の交響曲第1番 を見ました。
次男である尾高忠明指揮NHK交響楽団の演奏です。
尾高尚忠は1911年生まれ。あれどっか記憶にある年号だぞと思ったら、マーラーの死んだ年ですね。
マーラーは没後100年ですから、尾高尚忠は生誕100年と言うことですね。
日本交響楽団(現在のNHK交響楽団交響楽団)の指揮で全国を駆け回り、過労で1951年に39歳の若さでなくなっています。 
Wikipediaによれば、交響曲第1番は、彼の唯一の交響曲で、従来「第1楽章のみ完成し、あとは未完」と言われてきましたが、近年、第2楽章が発見され2006年9月2日9月3日のNHK交響楽団第1574回定期公演(N響創立80周年記念)にて、外山雄三の補筆・指揮で2楽章版としての世界初演が行われたそうです。しかしながら、第2楽章のページの末尾に「アタッカ」と記されていることから、3楽章以上の構成を意図していたことが伺えるそうです。
2楽章初演時のN響定期公演のプログラムがネットにありました。
です。
聴いてみて、戦後まもなく、こんな素晴らしい曲を日本人が書いていたのかと思いました。作風は後期ロマン派ですが、日本情緒も見られます。
1楽章は20分あまりの長大な曲ですが、情緒的であり勇ましくいろんな顔のある曲でした。
2楽章はゆったりとした曲ですが、盛り上がる部分もあります。
両楽章とも、半音でゆっくり上昇していく音型が印象的で、どことなく、ワーグナーのトリスタンとイゾルデのモチーフを想起させます。
2楽章のオーボエのソロ、青山聖樹先生の演奏、すばらしいです!
こんなものはネットにはさすがにないだろうと思ったら、2楽章初演時の映像があるじゃないですか!
以下に貼り付けます。
外山雄三先生が終わった後、2楽章のスコアを持ち上げて聴衆に見せているのが印象的でした。
 
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