SSブログ

ケルン放送響 [海外]

先週の土曜日はケルン放送響を聴きに行きました。 ケルンのフィルハーモニーは現代的なホールで、写真のようにまん丸い構造をしていて、まるで蟻地獄のようです。舞台の後ろにも客席があります(3枚目の写真は後ろからの写真です) この日の演目は、「生と死」シリーズと銘打ち、 フォーレ/組曲「ペレアスとメリザンド」 ショーソン/詩曲 ツェムリンスキー/交響詩「人魚」 前プロと中プロの2曲はフランスもの、メインは交響詩とはいっても、3楽章形式で45分を超す大曲で、実質的に交響曲です。 ツェムリンスキーは、日本ではあまり知られていませんが、マーラーの流れを汲むオーストリアの作曲家で、シェーンベルクに和声を教えたとか。とてもロマンティックな作風で、フランスの作曲家と言っても過言でもないぐらい流麗で、Rシュトラウスを除き、ドイツ後期ロマン派の最後の残党といえるかもしれません。 僕はこの曲がとても好きで、演奏も良かったのですが、聴衆はあっさりしたもので、2回カーテンコールをしたら、さっさと引き上げました。ブラボーもほとんどなし。客席に空席も目立ちました。 年末年始の聴衆とは違う人が来ているのか、ケルンが特別なのかはわかりません。 その一方、同じ日にFCケルンのサッカーの試合があったようで、泊まったホテルの地上階がサッカーパブで、夜通しうるさくて寝られなかったです。フライブルクに帰って後で聴いたら、ケルンのサッカーファンはクレイジーだと言ってました(^_^;)

P1186114.JPG


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ライプチッヒゲヴァントハウス管の第9を聴きました [海外]

昨日、リッカルド・シャイー指揮ライプチッヒゲヴァントハウス管の第9を聴きました。このオーケストラはメンデルスゾーンが設立した民営最古のオケですが、現在のゲヴァントハウスは1981年に建てられた新しいものです。ドイツ的と言うより、快活で明快な第9でした(それこそ、メンデルスゾーンのイタリア交響曲を聴いているみたいで、シャイーさん相変わらずエネルギッシュでした)。テンポがめちゃ速く、通常よりも5分は速かったです(最近の演奏はテンポが遅すぎてこれが原典に近いといわれていますが)。僕はアマながら第9は6回演奏しているので、記憶力の悪い僕でもさすがにほとんど頭に入っているのですが、まずやらない繰り返しをやったり(2楽章)、フォルテのところを急にピアノにしたり、いろいろやってました(笑) 前ととなりの席に日本からコンサートツアーできたという一団が・・・。前の年配の男性が真っ先にブラボーと言っていました(^_^;)。伝統的なドイツスタイルからはかけ離れているので、クルト・マズアさんの時代を知っている聴衆からはブーイングが起こってもいいくらいかなと思いましたが、年末年始というのはドイツでも普段演奏会に聴きに来ない方々が来るそうなので、常連さんとはまた価値観が違っているのか、ライプチッヒの聴衆は柔軟性があるのかどうかはわかりません。合唱は少女合唱団もはいっていてとても良かったです。




ミュンヘン放送管のエーバース先生のオーボエのレッスンを受けました [海外]

いや~ブログを休んで1年半。Facebookに力を入れてしまってこちらにはご無沙汰してしまいましたが、不定期に復活させたいと思います。

12/1より1/24まで、ながぐつは、ドイツに滞在しております。もちろん仕事ですが、その合間に音楽も聴きに行ったり楽器の練習もしています。

12/21と29の2回、バイエルン放送局内で、ミュンヘン放送管弦楽団(バイエルン放送響と並んで...バイエルン放送所属のもう1つのオケ)の首席オーボエ奏者のユルゲン・エーバース先生のレッスンを受けてきました。

これはミュンヘンのゲルトナープラッツ劇場管弦楽団のオーボエ奏者島崎智子さんの仲介で実現したものです。

島崎さんは都立高校を卒業後すぐにドイツに渡り、ザルツブルク・モーツァルテウム大学ローター・コッホ先生に師事され、その後ギュンター・パッシンと日本でもN響の茂木先生や読響の蠣崎先生の師匠として有名なマエストロに師事され、ミュンヘンフィルのトランペット奏者の方と結婚されて、こちらに在住されています。島崎さんには仲介だけなく、ここでは書き尽くせないぐらいいろいろお世話になりました!

さて、練習ですが、1回目は、小さな練習室でやるのかと思ったら、オーケストラの練習室に通され、左側の譜面台のあるところに立って演奏。基礎の基礎から教えていただきました。緊張したせいもあり、先生の指示通りに全く吹けず、今まで自分がいかに基礎ができていないのか、痛感しました。2回目のレッスンのために、フライブルクに戻ったら、言われたことが少しでもできるように練習したかったのですが、クリスマス以降音大が休みで練習が全くできませんでした。ドイツ語がまだろくに話せないので、わかりやすい英語でやってくれたので助かりました! 僕の楽器はマリゴの14000番台(先生のは12000番台)でしたが、僕の楽器を先生が吹いたら全く違う音がしました。これは良い楽器だ、ただし吹く人による、と言われた(^_^;) やっぱマリゴが一番、とも言っていました。

2回目は、練習室でやりましたが、これも堂々たる広さです。今回は持って行ったダンツィの木管五重奏曲中心にやっていただきました。全楽章について、細かいフレージングやフィンガリング、テンポなどについて、みっちりと指導をしていただきました。

あとは、先生の行ったとおりに吹けるよう、自分自身がどれだけ練習するか、ですね。

PC212152.JPG

 場所: BR - Bayerischer Rundfunk


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。