ベルリンの壁崩壊20年、ドイツの名指揮者マズアの功績 [オーケストラ]
今、BSで録画しておいた、旧東ドイツ出身の名指揮者、クルト・マズア指揮ライピチッヒ・ゲヴァンとハウス管弦楽団のベルリンの壁崩壊20年周年の記念演奏会を少しずつ聴いています。
マズアは大好きな指揮者ですが、今年でもう83歳になるのですね。
「無血に終わったことは奇跡」と評されたライプツィヒの『月曜デモ』から20年目にあたる2009年10月9日、20周年を祝う記念式典がおこなわれたそうです。記念式典には、メルケル首相、ケーラー大統領、ティリッヒ・ザクセン州首相、ユンク・ライプツィヒ市長らが出席し、各要人のスピーチ、そしてマズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏のもと、ドイツ国家斉唱に続き、20周年の記念コンサートがおこなわれたそうです。
この演奏会は20年前、月曜デモのさなか行われた演奏会と全く同じ曲目で行われました。
ベートーヴェン／エグモント序曲、ロマンス第１番・第2番、ブラームス／交響曲第2番 などです。
Wikipediaでは、このベルリンの崩壊前夜のマズアの行動について以下のように記しています。
ベルリンの壁崩壊につながったとされる1989年10月9日のライプツィヒの『月曜デモ』において、民主化を要求するデモ参加者が７万人に達し、秘密警察の銃口と軍隊の戦車の銃口が市民に向けられた。その4ヶ月前の1989年6月4日に起きた天安門事件の二の舞になることを恐れたマズアは、東ドイツ当局に対して市民への武力行使を避け、平和的解決を要望するメッセージを発表した。マズアの行動は国際的にも注目を集めて、統一ドイツの大統領候補にも挙げられた。
ではその2009年10月9日の演奏会の一部がYouTubeにありましたので、ベートーヴェンのロマンス第１番をどうぞ。
余談ですが、東西ドイツ統一の1990年10月3日は、長女の誕生日です。ですから東西ドイツ統一20周年記念日は、娘の二十歳になる日です。何年か前ベルリンに言ったとき、ドイツ人にそのことを話したら、「じゃあ娘さんはドイツの歴史について勉強すべきだね」 と言われました。
p.s あ、今、フジテレビの「めざましテレビ」にのだめの吹き替えをした、ラン・ランが生出演、ベト7やトルコ行進曲を弾いてインタビューを受けていました。めっちゃうまかった、かっこよかったです！
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2010-04-28 07:41
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コメント(4)
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娘さんはうちの長女の約２年上ですね。
うちの長女は１９９２年の１０月生まれです。
ランランの演奏は音だけ聴く分には良いのですが、パフォーマンスが～・・・。
何やかんや言いながら楽しんでいますが。（笑）
by Cecilia (2010-04-28 10:41)
こんばんは。
もう二十年なのかと感慨深いですね。
印象に残っているのはバーンスタインの第九ですね。
ご紹介いただいた動画、ゲヴァントハウスの響きはいかにもドイツという印象ですね。特に木管セクションの響きにその印象が強いです。フルートのアップがなぜか多かったですね。
ヴァイオリンソロはフランスのルノー・カプソンですね。若手注目株です。いつも弓のコントロールを言われている私としては結構斜めに弓を当てているのが気になりました。今後いろいろな演奏家の映像をチェックしてみたいと思います。
by センニン (2010-04-28 20:26)
Ceciliaさん、コメントありがとうございます。
そうか、Ceciliaさんの上の娘さんは今高３ということですね。今年は受験で大変かと思います。子供はあっという間に大きくなりますね。ということは自分らもその分、歳を取っているのですが・・・
ランラン、最初見たときは顔が怖いと思いましたが、だんだん慣れてきました(^_^;)
最初見たときの印象が強かったせいもあるのでしょうが、最近少しおとなしくなったような気がします(*^_^*)
by ながぐつ (2010-04-28 21:08)
センニンさん。コメントありがとうございます。
ご覧いただいた映像だけでなく、他の曲もフルート・オーボエセクションをよく写しています。ディレクターの趣味か？
主席のフルート奏者、インテリ風の女性ですが、20年前はおそらくまだゲヴァントハウス管弦楽団の一員じゃなかったでしょうね。20年前にいた団員は何人居るだろうか・・・
カプソンはフランス人でしたか。ゲヴァントハウスの20周年記念コンサートでソリストを務めるのだから、かなりの注目株なんでしょうね。
by ながぐつ (2010-04-28 21:13)