木管5重奏とピアノのアンサンブルの楽しみ [木管アンサンブル]
僕が1990年初頭から所属している「タイラコアンサンブル」は、木管5重奏とピアノの6人のアンサンブルです。これまでに確か5回ほどの演奏会を開いてきました。 フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットの木管5重奏のオリジナル曲はたくさんありますが 、木管5重奏とピアノの6重奏となるとぐっと数が減ります。楽譜を探すのも大変です。たとえば以下のような曲があります。
①プーランク/木管5重奏とピアノの6重奏曲
②テュイレ/木管5重奏とピアノの6重奏曲
③フランセ/「恋人たちのたそがれ」
④ルーセル/ディヴェルティメント
⑤ダンディ/シャンソンとダンス
⑥ペイペル/木管5重奏とピアノの6重奏曲
いずれもタイラコアンサンブル遊びではやったことがありますが、②⑥を除き、いずれもフランスの作曲家であることが特徴です。③~⑤は、実際に本番で演奏しました(③の1楽章を除く)。③は3曲からなるサロン音楽風のしゃれた曲ですが、結構難しいです。④は単一楽章の7分ぐらいの幻想的な曲で、これもそこそこ難しいです。⑤は2楽章からなる古風な曲でピアノも簡単で比較的手軽な曲です。 ①のプーランクは3楽章からなるこの編成ではもっとも有名な曲で、CDもたくさん出ていますが、管楽器もピアノもかなり難しいです。妻が大学時代に全曲演奏しています。②は4楽章からなるロマンティック曲で、もっと演奏されても良いと思いますが、特にピアノが難しいです。⑥は現代曲で、1回譜読みして諦めました。 あとは、編曲ものの楽譜も若干出ています。前出のペイペルが編曲したモーツァルトの音楽時計のための幻想曲ヘ短調は8分あまりの曲ですが、モーツァルト晩年の苦悩とこの上ない美しさをもった名曲です。
プロの演奏家としては、織笛(おるふぇ)と、アンサンブル・ラミが1990年代にいくつかCDを出しており、楽しい曲の編曲ものが納められていますが、残念ながら楽譜の出版はされていないようです。
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初めまして、ルーセルで検索していて拝見しました。ルーセルと、ここには載っていませんがユオンという作曲家の6重奏曲、それからファルカシュ、リゲティ、クルークハルトの木管五重奏曲を3/18に文京区で演奏します。オーボエは管打楽器コンクール3位の他、とても優秀な管楽器奏者が集まって頑張っています。急に宣伝などですみませんが、ご都合よろしければぜひお寄り下さいませ。
by アンサンブル・コルディアーレ (2011-03-01 02:08)