フーガの技法（Ob・Fg合奏、リコーダー、弦楽四重奏、金管合奏） [木管アンサンブル]
今回は、J・S・バッハの未完の作品「フーガの技法BMV1080」を取り上げたいと思います。バッハの作品の中でも、ながぐつが大好きな曲のひとつです。自筆譜には、バッハの息子であるC･P･E･バッハによって、「作曲者は、"BACH"の名に基く新たな主題をこのフーガに挿入したところで死に至った」と書かれているところから、バッハが自分の死を悟って自らの名前を署名して筆を置いたという説もあり、謎めいた作品です。自筆譜では15曲がありますが、さまざまな組み合わせによる楽器で演奏されています。
オーボエ吹きなら、是非聴いて欲しいのが、オーボエ・ファゴット合奏版です。カール・リステンパルト指揮ザール放送室内管の中で、交互にこの編成での演奏が出てきます。ヴィンシャマン（オーボエ）、ゴリツキ（オーボエダモーレ）、グッチュ（イングリッシュホルン）、トゥル－ク（ファゴット）という豪華な顔ぶれによる4重奏です。こちらで購入できます。
YouTubeやにこにこ動画でもいくつか発見。リコーダー版はこちら（埋め込みできないように設定されているのでリンクを開いてください）。
金管合奏版もありました。ピッツバーグ交響楽団金管セクションによる演奏です。以下です。
以下の弦楽四重奏版は必見です。最後の未完のフーガの演奏で、一緒に楽譜がスクロール表示されます。楽譜がとぎれているところが近づいてくると、胸が痛みます。
フーガの技法の研究専門サイトもあります。こちらです。
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2010-01-11 07:33
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コメント(8)
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この曲はフルートと無縁ではありません。
バッハの息子 C.Ph.E. Bach はフリードリヒ大王のところにいたわけですが、フリードリヒ大王はクヴァンツを高給で抱えるほどフルートが好きでまた腕も良かったようです。
バッハがフリードリヒ大王のもとを訪れたのは息子であるエマヌエル・バッハを通じて呼ばれたからでした。そこで大王からテーマを提示されて即興演奏し、後に曲に仕上げたのが「音楽の捧げもの」で、この「フーガの技法」にも同じテーマが使われています。
初めて「音楽の捧げもの」を聴いた時、テーマがバッハらしくないと思いました。フリードリヒ大王の提示したテーマであったことを知ったのは大分後でした。
そういうわけで今でもこの二曲はあまり聴いていません。
by センニン (2010-01-11 20:16)
マリンバは現代楽器故バッハのオリジナル作品はありませんが、
幼少時より、全ての基本だからと叩き込まれました。笑
フーガの技法も。
大好きな作曲家の1人です♪
今年も宜しくお願い致します！
by ritzy (2010-01-11 22:27)
この曲はMIDIが一番いいと書かれていましたが・・・。
金五も弦カルも素晴らしい！！MIDIではこれだけの歌いはできません。
by ユーフォ (2010-01-12 02:02)
センニンさん、コメントありがとうございます。
そうですか。フリードリヒ大王が大のフルート好きで、音楽の捧げものが大王の主題で書かれたものというのは知っていましたが、息子を通じて呼ばれたところやフーガの技法も同じテーマが使われているところまでは知りませんでした。
勉強になりました。ありがとうございます。
by ながぐつ (2010-01-12 05:59)
ｒｉｔｚｙさん、コメントありがとうございます。
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。
そうですか、幼少時より、全ての基本だからと叩き込まれましたのですか。フーガの技法も勉強されたんですね。
マリンバでバッハを演奏したら、どんなふうになるのでしょうね(*^_^*)
by ながぐつ (2010-01-12 06:02)
ユーフォさん、コメントありがとうございます。
確かにMIDIが一番良いと書かれていましたが・・・聴いていません。
金管合奏、弦楽四重奏、素晴らしいですね。この曲は、どんな編成で演奏しても、聴かせられるようにできているかも・・・(*^_^*)
by ながぐつ (2010-01-12 06:04)
この曲、初見で弾かされた思い出があります。
ピアノ用ではなく動画のようなスコア譜を見て。
私はトン・コープマンのチェンバロのCDで持っています。
by Cecilia (2010-01-13 12:44)
Cecillaさん、コメントありがとうございます。
こちらにもコメントいただいているのを気がつきませんでした。
えっ、スコア譜をみて所見で演奏？ すごいですね！
ながぐつなぞ、1パートだけでも吹けるか吹けないかなのに。
トン・コープマンですか。よさそうですね～。
by ながぐつ (2010-01-14 06:35)