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冥王星。組曲「惑星」の続きについて [オーケストラ]

組曲「惑星」の話の続きです。

ホルストが惑星を作曲したときには、まだ冥王星が発見されていなかったので、この組曲は海王星までになっているのは、よく知られている話ですが、国際天文学連合で2006年に惑星の新定義が決定され、冥王星は惑星ではなくなってしまいました。したがって結果的にホルストの「惑星」はこれでよかったことになります。

しかし、Wikipediaで調べてみると、ホルストの専門家でイギリス・ホルスト協会理事の作曲家コリン・マシューズが「冥王星、再生する者」(Pluto, the renewer)を2000年に作曲しています。従来の惑星の7曲に、この冥王星をつけた演奏がサイモン・ラトルをはじめ、いくつかの録音が存在するようです。このことは、音楽愛好家の皆さんの間では知られていたのだと思いますが、ながぐつは知りませんでした。

以下はラトル指揮ベルリンフィルの演奏です。

聴いてみた感じでは、やはりホルストの作品とは別物という感じましました。さらにラトルは4人の作曲家に委嘱して、小惑星など4曲をベルリンフィルの演奏会で演奏しているとのことです。皆さんはどう評価されるでしょうか。

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センニン

この曲はマーク・エルダー指揮ハレ管弦楽団の盤が一番早かったと思います。
マーク・エルダーはケント・ナガノの後任ですが、実は「冥王星」はそのケント・ナガノの依頼で作曲されたのだそうです。

コリン・マシューズは Holst の「吹奏楽のための組曲 第一番」「同 第二番」の校訂でもおなじみですね。

by センニン (2010-01-15 21:24) 

ながぐつ

センニンさん、コメントありがとうございます。
そうですか。いつもながらお詳しい、大変勉強になります。ケント・ナガノの依頼ですか。そうでしたか~。

組曲第1番、第2番は吹奏楽経験者の多くが演奏したことがある曲ですね。これもコリン・マシューズ氏が校訂されているとは知りませんでした。

これからも、いろいろお教えいただきたく。よろしくお願いいたします。
by ながぐつ (2010-01-16 07:18) 

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