オーボエの活躍するベートーヴェンの交響曲(その2:第7番) [オーケストラ]
オーボエの活躍するベートーヴェンの交響曲第2弾は第7番イ長調作品92です。この曲は2ndをエキストラで吹いたのみで、1stはやったことがないですが、やりがいのある曲だと思います。英雄、運命、第9といった奇数番号の交響曲に比べて知名度は落ちますが、何と言っても「のだめカンタービレ」のオープニングに第1楽章主部の主題が使われて、一躍有名になりました。
オーボエのソロはそれほど多くはないのですが、第1楽章 Poco sostenuto – Vivaceの初っぱなにありますね。高いラ~ミ~ド#~ファ#と2分音符で吹くのは、しびれますね。いきなりラの音。良くも悪くもこの音を音程を外さずに、いかに良い音色で吹くかによって、曲が決まってしまうと言っても過言ではないでしょう。その後も序奏の中にソロがあり、これもかっこいいです。「のだめカンタービレ」のオープニングに使われた主部では、シチリアーノの主題の再現がかけ上がりの装飾付きで演奏されるソロがあり、これもかっこいいです。第2楽章 Allegrettoはソロはないが、対旋律がかっこいいです。第3楽章 Scherzo. Prestoと第4楽章 Allegro con brioは目立ったソロはありませんが、吹いていて盛り上がりますね。とにかくこの曲は第1楽章頭のソロですべてが決まります。責任重大ですね。
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音源・映像 第1楽章 第2楽章 第3楽章 第4楽章 マタチッチN響の演奏です。若き日の北島章さんのオーボエがスバラシイです。
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