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筑波大学吹奏楽団第62回定期演奏会に行ってきました。 [吹奏楽]

昨日は、芝浦祭(芝浦工業大学の学園祭)で、我がしばすいも出演の日でしたが、僕は仕事の都合で練習に出られないので参加を断念していました。しかも今日は母校である筑波大学吹奏楽団の第62回定期演奏会とぶつかっていました。どちらに行こうか迷っていましたが、足は自然と筑波のほうに向いていました。しばすいのみんな、ゴメンナサイm(_ _)m

まず16時からのOB会総会に約20年ぶりぐらいに出席。その後、後輩のOBとその4歳の息子さんと食事をして、会場であるつくばセンタービルのノバホールへ。卒業以来初めて母校の演奏を聴きます。ノバホールは僕の現役当時はなかったので、初めて入りましたが、とても良いホールです。

そして18時半、開演です[ぴかぴか(新しい)]

1部の第1曲目は、バーンスタイン/キャンディード序曲。テレビ朝日の題名のない音楽会のテーマ音楽にも使われているこの曲は、吹奏楽にも編曲され良く演奏され、武蔵野市民交響楽団在籍時に、僕も演奏しました。オープニングにふさわしく華やかな好演でした[ひらめき]

2曲目は八木澤教司/空中都市「マチュピチュ」-隠された太陽神殿の謎でした。八木澤さんの曲はしばすいの定演で「はてしなき大空への讃歌」をやったばかりでしたが、スケールの大きい曲で、これまたよく音が整理され、かつ伸びやかな好演でした[晴れ]

3曲目はロースト/カンタベリー・コラール。ローストはこれまたしばすいの定演で「マーキュリー」をやったばかりでした。古典的な響きのする静かな曲で、終わりのほうで、オーボエとイングリッシュホルンの2重奏のソロが出てきて息を呑みました[るんるん]

1部最後の曲はネリベル/2つの交響的断章でした。僕の学生時代からコンクールでも良く聴く曲で、ネリベルでは最もポピュラーな曲のひとつですが、演奏するのはとても難しいと思います。僕は全曲カット無しで聞くのは恐らく初めてではないかと思います。これまた熱のこもった名演で、金管打楽器群のフォルテッシモに圧倒されるとともに、コントラバスクラリネット、フルート、サクソフォンなどのソロが素晴らしかったです。そして何と言ってもオーボエとイングリッシュホルンの掛け合いのソロ! オーボエ吹きにはたまらないです。お見事でした[exclamation×2]

15分の休憩の後、19時半からの第2部はポップスステージ。

オープニングは、シルベストリ/バック・トゥ・ザ・フューチャー。聞き慣れたメロディーが心地よかったです。2曲目は、モリコネ&ジョプリン/海の上のピアニストです。ピアノソロに続いて、オーボエのスタンディングのソロが。そのなんと甘美な音色なんでしょう! 後輩に脱帽です[ぴかぴか(新しい)]

3曲目は、ザビヌル/バードランドです。この曲は現役最後の第6回定期演奏会でも演奏されましたが、今回のものは編曲が違いました。サックスやトランペットのソロがノリノリで良かったです[晴れ]

4曲目は、ギリス/台所用品による変奏曲。鍋や皿、バケツなどの台所用品が主役のユーモアあふれるこの曲は、武蔵野市民交響楽団在籍時に何回か演奏したなじみ深い曲です。台所用品のソリスト達は、最前列にコックの帽子をかぶって登場。最初にオーボエと鍋がチューニングを行うなど(できるわけがない)、笑わせる心憎い演出がGoodでした。演奏ももちろん素晴らしい[台風]

最後の曲は、ホルジンガー/スクーティン・オン・ハードロック。これは初めて聴く曲ですが、3つのジャズダンス風音楽からなり、かなり難度の高い曲に聞こえました。早いパッセージなど、よく吹きこなせていて素晴らしかったです[むかっ(怒り)]

アンコールは2曲演奏してくれました。2曲目は伊藤康英/舞子スプリングマーチ。春に新潟県へ演奏旅行に出かけているそうで、当地の魚沼吹奏楽団との交流をかたちとして残そうと言うことで持ち寄ったメロディーを伊藤康英さんが曲にしてくれたとのこと。恐らくアンコールの定番になっているのでしょう。よくこなれた演奏でした。20時半前に終演。

全体的に、さすが、吹奏楽コンクール東関東大会で神奈川大学に次ぐ2位になった実力です。それぞれの音がよく整理されていて、一言で言うと、「端正な」演奏でした。長女の在籍する埼玉大学吹奏楽団が小峰先生の指導のもと圧倒的な音量でスケールの大きな演奏をするのとは好対照です。

これは、4人の学生指揮者のうち女性が3人というのが演奏に現れているのかもしれません。女性指揮者の棒さばきは誰も見事で、動きに無駄が無く、必要な指示をきっちり出している感じでした。

我が母校の演奏会。第1回から第6回定演までの楽団創生期に在籍した僕にとって、後輩達が先輩からのバトンを受け継ぎ、しかし自分たちなりの創意工夫で音楽を作り上げている様子を見て、とても嬉しかったです。3年生はこれで一線を退くことと思いますが、満足のいく演奏ができたものと思います。

お疲れさま、そしてありがとう[exclamation×2]

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コメント 4

センニン

ながぐつさん、こんばんは。
聴きたい演奏会は重なってしまう事があって困りますね。

私は吹奏楽団での演奏からは随分遠ざかってしまいましたが、最近市立柏高校に取材した本を読んで高校生の頃を思い出しました。

私の3年間は「組曲第2番(R.ジェイガー)」「祝典序曲(ショスタコーヴィチ)」「タンホイザー序曲(R.ワーグナー)」でした。
by センニン (2009-11-02 20:34) 

ながぐつ

センニンさん、コメントありがとうございます。

高校生って、コンクールの良い悪いは別として、音楽に一生懸命打ち込むことのできる時期ですよね。大学になると毎日は練習できないですから。

R.ジェイガーの第2組曲は、残念ながら聴いたことがありません。ショスタコはよくできましたね。あの木管の早いパッセージは相当練習を要するのではないでしょうか。タンポイザーも、最後相当バテそうですね。大学の時メイン曲の候補になったけれど、ボツになりました。

by ながぐつ (2009-11-02 21:14) 

colobockle

はじめまして、突然のコメント失礼します。筑波大学吹奏楽団でオーボエを吹いていました、3年の長田と申します。

先日の定期演奏会、来て下さって本当にありがとうございました!
実は演奏会の少し前に偶然このブログを知り、吹奏楽団での思い出の記事など読ませていただいていました…。
いつも団のホームページをリンクして下さっていたり、こんな素敵な記事を書いてくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
楽しい時間を過ごしていただけたなら幸いです。

私も今日からOBとなりましたが、これからも音楽活動は続けようと思っています。いつかもしお会いできる日が来たらうれしいです…(^-^)

長田瞳
by colobockle (2009-11-04 01:13) 

ながぐつ

長田さん、コメントありがとうございます! 当ブログにようこそおいでくださいました。

第62回定演、ほんとにいい演奏会でした。こちらこそ御礼申し上げます。

長田さんのオーボエ、素晴らしかったです(*^_^*) 最初のキャンディードを聴いたときから、音色がきれいでピッチもあっていてうまいなあと思いました。本文にも書きましたが、海の上のピアニストでのスタンディングでのソロ、たぶん緊張されたと思いますが、魅力たっぷりに吹けていましたよ。現役最後の定演、悔いのない演奏ができたものと思います。

こうして後輩、しかもOboe吹きの後輩から、コメントいただけるのは、最高に嬉しいです! 佐貫くんにもよろしくお伝えください。来年Oboe吹きの新人が入るといいですね。

長田さんとは、今後OB会などで会う機会もあると思います。そのときを楽しみにしています。ブログもまた覗きに来てくださいね(*^_^*)

中口@3期
by ながぐつ (2009-11-04 05:41) 

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