オーボエのおいしい曲:ラヴェル「クープランの墓」 [オーケストラ]
今日は久々にオーボエのおいしい管弦楽曲を紹介したいと思います。ラヴェルの組曲「クープランの墓」です。
元は、6曲からなるピアノ組曲でしたが、1919年にラヴェル自身の手によって4曲からなる管弦楽曲に編曲されました。小規模な2管編成ですが、オーボエ2ndはイングリッシュホルンの持ち替えがあります。
1曲目のプレリュードからいきなりオーボエのソロです。2曲目のフォルラーヌもオーボエのソロで始まります。3曲目のメヌエットにもオーボエやイングリッシュホルンのソロがふんだんにあります。4曲目のリゴドンはそれほどでもないですが、オーボエ吹きにとってはもうおなかいっぱいといったところでしょうか。以下が演奏です。東京アカデミーオーケストラの指揮者無しの演奏です。
以下がプレリュードです。
メヌエットです。
吹奏楽版もあり、天野正道が「プレリュード」「トッカータ」の2曲を編曲し、コンクールでしばしば演奏されているようです。以下が秋田南高校の全日本吹奏楽コンクールでの演奏です。
木管5重奏版もあり、メイソン・ジョーンズによる版が広く演奏されてようで、これは「プレリュード」「フーガ」「メヌエット」「リゴドン」の4曲からなり、約13分であるそうです。
あとサックスアンサンブルや、木管アンサンブルの演奏も、アンサンブルコンテストでよく聴きます。
ピアノ伴奏によるオーボエ独奏も出ており、ながぐつはWerner Genuitの演奏するCDを持っています。
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ううむ、ラヴェルは聴くのは楽しいのですが聴かせるのは大変です。
by センニン (2009-12-18 20:48)
センニンさん、コメントありがとうございます。
そうですね。ラヴェルはオケで唯一「ボレロ」しかやったことがありません。
「ダフニスとクロエ」とか、吹奏楽コンクールでもよく演奏されますが、とても難しそうで、ちゃんと聞かせられる演奏ができるのは、全国大会常連校ぐらいでしょう。
あ、「展覧会の絵」がラヴェルのものといえるのであればやりましたけれど、難しかったです。
by ながぐつ (2009-12-19 09:16)
最初からオーボエがすごいですね!
ながぐつさんもいつか演奏されるのでしょうか。
by Cecilia (2009-12-20 09:17)
はじめまして、最近ブログ村のほうから来て
拝見させていただいておりました。
クープランの墓、いいですよね。
私の手元には、
オケ版は水戸室内管弦楽団(オーボエは宮本文昭さん)、
オーボエソロ版は、インディアミューレ演奏のものがあります
(以前ノバホールに本人が来たときに買ったものです)。
by macchann (2009-12-21 21:34)