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チャイコフスキー/「くるみわり人形」あれこれ [オーケストラ]

新年度が始まりましたね。 

昨日ようやく、録画しておいた2009年ベルリンフィルのジルヴェスターコンサートを見終わりました。年度末に年末のコンサートを聴き終えるのも、何かの因縁かと。

プログラムは、

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキー/バレエ音楽「くるみわり人形」第2幕全曲

ピアノ:ラン・ラン、指揮:サイモン・ラトルです。

この組み合わせは、2~3年前のワルドビューネ(屋外)コンサートでラン・ランがチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏しています。ラン・ランは、このブログでも紹介したとおり、「のだめ」のピアノの吹き替えをしている、今世界で最も輝いているピアニストのひとりですね。

後半のバレエ音楽「くるみわり人形」第2幕全曲もラトルが得意としているらしく、ワルドビューネ(屋外)コンサートで取り上げています。8曲からなる組曲はよく演奏されますが、第2幕全曲演奏は珍しいかな、と思っていたら、最近のN響の定期演奏会でも取り上げていました。

wikipediaによれば、第2幕は以下の曲からなっています。 

  • 第10曲 お菓子の王国の魔法の城
  • 第11曲 情景 クララと王子
  • 第12曲 登場人物たちの踊り(ディヴェルティスマン
    1. チョコレート(スペインの踊り)[ボレロ
    2. コーヒー(アラビアの踊り)[コモード
    3. お茶(中国の踊り)
    4. トレパック(ロシアの踊り)
    5. ミルリトンの踊り(葦笛の踊り・女羊飼いの踊り)
    6. ジンジャーかあさんと道化(ジンジャーブかあさんと子供たち)
  • 第13曲 花のワルツ
  • 第14曲 こんぺい糖の精と王子のパ・ド・ドゥ
    1. アントレ・アダージュ
    2. ヴァリアシオン I [タランテラ
    3. ヴァリアシオン II [金平糖の精の踊り]
    4. コーダ
  • 第15曲 終幕のワルツ - アポテオーズ(グランド・フィナーレ)

有名な曲がいっぱい詰まっていますが、「金平糖の踊り」のチェレスタ、「葦笛の踊り」のフルート3重奏、それに「花のワルツ」のホルン合奏などは、いつ聴いても素晴らしいですね。昨日聴いたラトル・ベルリンフィルの演奏も素晴らしかったです。

オーボエ吹きにとっては、チャイコフスキーには珍しく、イングリッシュホルンを使っているのがありがたいです。アラビアの踊りのソロなどは、是非吹いてみたいですね。

この曲は吹奏楽にも編曲されているほか、木管アンサンブルとピアノのために伊藤康英さんが編曲しtたものが2種類あり、CDも出でいます。

アンサンブル・ラミによる、ピアノと木管による演奏は、こちらです。

東京ウインドソロイスツによる、木管アンサンブルによる演奏は、こちらです。池田祐子さん、今井薫さん、大隅量子さんのオーボエがすばらしい! パーカッションをなんと伊藤康英さん自身が演奏しています。

ながぐつは、チャイコフスキーは交響曲第5番、第6番「悲愴」を2ndオーボエで2回ずつ、第4番を1アシで1回吹いていますが、くるみわり人形は吹いたことがないです。ハープが2台必要とか、アマチュアでは手を出しにくい曲ですが、それでも結構演奏されているようです。

今、「花のワルツ」を流しながらこれを書いていると、長女が「あたし、これやりたい!」と言っています。

では「花のワルツ」をYouTubeで、大植英次指揮大阪フィルの演奏でどうぞ。冒頭のオーボエのメロディーも、オーボエ吹きにはたまらないです。

 

 

 

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コメント 10

nomame

『くるみわり』はオケでは定番ですよね。
学生時代を含め、何度も演奏してきました。
最近はちょっと縁が無いかな。
by nomame (2010-04-01 10:24) 

Cecilia

偶然ですね。
今別な方のブログで朗朗見てきました。
伊藤康英さんのピアノの講座に行ってみたいと思ったのですが、都合が付かず残念です。
”ぐるぐるハノン”の講座なのですが、伊藤さんご自身がYouTubeにいろいろアップされていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=xZvmvX8XYcY
by Cecilia (2010-04-01 11:45) 

yablinsky

日本の12月は第九ですが、アメリカではくるみ割り人形です。私もあちらに住んでいるときはくるみ割り人形のバレエを見に行きました。

チャイコフスキーの交響曲4,5,6番大好きです。先週の土曜日も3つまとめて聞いたところです。

by yablinsky (2010-04-01 20:19) 

センニン

こんばんは。
「くるみ割り人形」はおとぎ話ですね。
最新ではありませんが、ゲルギエフの盤が話題になったと思います。
「葦笛の踊り」のフルート三重奏、以前楽器店の店内で先生方のフルートアンサンブル(muramatsu フェアで、オール muramatsu のアンサンブル)で聴いたことがありますが、本当にオケの響きでした。
チャイコフスキーの3大バレエはプレヴィンのものが好きです。
by センニン (2010-04-01 20:27) 

ながぐつ

nomameさん、コメントありがとうございます。
そうですか。何度も演奏されたのですか・。うらやましい!
交響曲は聴くのはいいけれど、演奏するのはきつくて嫌でした。
ffffとかppppなんて、どうやって出すの、チャイコさん?
by ながぐつ (2010-04-01 20:40) 

ながぐつ

Ceciliaさん、コメントありがとうございます。
”ぐるぐるハノン”聴いてきました。これなら退屈せずに練習できるかも。康英さんやはり秀逸ですね。

by ながぐつ (2010-04-01 20:42) 

ながぐつ

センニンさん、コメントありがとうございます。
ゲルギエフですか、本場マリンスキー劇場ですね。

葦笛の踊りは、フルート吹きならずとも憧れます。

プレヴィンですか。今度N響でやってくれるといいですね。
by ながぐつ (2010-04-01 20:45) 

ながぐつ

yablinskyさん、コメントありがとうございます。
そうですか、アメリカにお住いになったことがあるのですね。
暮れは、くるみ割り人形ですか。親子連れとか見ているのをよく耳にしますね。
それにしても4~6番をまとめてお聴きになるとは。う~濃いですね。
by ながぐつ (2010-04-01 20:48) 

愛琢言

こんばんは。くるみ割り人形っていい曲ですね^^
まだ吹いたことがないので吹いてみたいです!クラのメロディ(?)
のところいいですね!
by 愛琢言 (2010-04-01 22:58) 

ながぐつ

愛琢言さん、ようこそおいでくださいました。
くるみ割りの、クラのソロ、いいですね~。
うちの長女もクラやってます。「花のワルツだけでいいから、吹いてみたい」って言ってました。
by ながぐつ (2010-04-02 19:40) 

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