ユジャ・ワンの弾くパガニーニの主題による狂詩曲など [オーケストラ]
NHK-BSの「名曲探偵アマデウス」を録画で見るのが日課になっています。
夕べはラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」が取り上げられていました。この曲については、先日yablinskyさんが取り上げています。以下の記事です。
http://desktop-piano.blog.so-net.ne.jp/2010-05-23
番組では、なぜこの曲が作曲意欲を失っていたラフマニノフがこの曲の作曲にいた経緯や、変奏曲としてユニークさ(最初に主題が提示されないなど)、有名な第18変奏がなぜ甘美に聞こえるのか、例えば最初の和音がトニックではなく「倚音(イ音)」(9音目、コードで言えばD♭9 ?)を使っていることや右手が16分音符に対して左手は3連符であることなどが、玉川大学准教授の野本由起夫先生の解説で紹介されていました。作曲家千住明さんのコメントやピアニスト小山 実稚恵さんのコメントもありました。
ここで、紹介された演奏、デュトワ指揮NHK交響楽団をバックに、若手の女性ピアニスト弾いていたのですが、めっちゃいいのです! 誰だろうと探し回りましたところ、中国出身で23歳のユジャ・ワン(王 羽佳/Yuja Wang)であることがわかりました。北京の中央音楽学院で学んだあとアメリカに移り住み、10代から活躍しているようです。最初は名ピアニストの代役としてですが、数々の著名オーケストラと競演、熱狂的な支持を得ているようです。不覚にも知りませんでした。
オフィシャルサイトもあります。http://www.yujawang.com/
YouTubeでは、見切れないほどの画像があります。気に入ったものをいくつか貼り付けておきます。
まずは何と言ってもデュトワ指揮NHK交響楽団のパガニーニの主題による狂詩曲です。4分割されていますが、Part1のみ貼り付けておきます。2008年12月17日、サントリーホールでの演奏です。
次はプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番からスケルツォ、アンコールでRコルサコフの「熊蜂は飛ぶ」をやっていますが、これがまたすごい!
モーツァルトのトルコ行進曲のコラージュのプライベート演奏も、めっちゃいいです!
あと、シューベルトの魔王のピアノ独奏版とか、プロコフィエフのピアノソナタ第6番のフィナーレとか、いいですね。幼少の頃、モーツァルトのピアノソナタ第15番ハ長調やショパンのエチュードを弾いているのもありました。
他にもいろいろあるので、聴いてみたいと思います。
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