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「トリスタンとイゾルデ」第3幕前奏曲のイングリッシュホルン [オーケストラ]

yablinskyさんへのコメントへの返事を書いていて、どうしてもこれについて書きたくなりました。

ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕前奏曲の後半に出てくる、イングリッシュホルンのソロです。これは、深手を負い、気を失ったトリスタンがクルヴェナールによってブルターニュの城に連れ帰されて来たときに聴く、牛飼いの笛の音です。Wikipediaによれば、舞台上でイングリッシュ・ホルンによる「嘆きの調べ」で、空漠とした海を表していると評されています。

ながぐつは3年前にバレンボイム指揮バイロイト祝祭管の1983年のバイロイト音楽祭での演奏(トリスタン:ルネ・コロ)のDVDを買って、はじめて全曲を聴き、めちゃくちゃ感動しました。

特にこのイングリッシュホルンのソロを初めて知って、なんてもの悲しい、美しいソロをワーグナーは残しているのだ、と、感謝の気持ちでいっぱいでした。ながぐつもオーボエ歴25年でも知らなかったのですから、一般のオーボエ吹きであっても滅多に知らないメロディーだと思います。

ではそのバレンボイム指揮バイロイト祝祭管の演奏で、「トリスタンとイゾルデ」第3幕前奏曲をどうぞ。イングリッシュホルンのソロは5分ちょうどぐらいのところから、2分半あまり演奏されます。(なお、静止画となっております)

買ったDVDでは舞台上に牛飼いがいましたが、その人は笛を吹くまねをしているようだったので、たぶんオケの奏者が舞台袖で吹いていたのではないかと思います。

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